2021年01月29日

カラス属の尾羽 BIRDER 2021 2月号

バーダーに記事が掲載!
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カラスの特集という事でカラスの羽根を書いてほしいというリクエストだったので尾羽について書いてみた。風切羽は初列風切から次列風切まで長さに差があるので、写真で示して種間の比較をするには紙面のスペースが足りない。というわけで尾羽の比較としてみたわけだ。

記事では色なども詳しく書いてあるが、それはぜひ紙面を読んでみてほしい。とりあえず掲載した羽根は以下の通り。

カラス属tail_web.jpg

ワタリガラスは体の大きさの割にハシブトガラスとあまり変わらない。体の大きさに対して尾羽が短いことが理由だと思われるが、羽軸の太さはワタリガラスのほうが太い。ちなみにワタリガラスとコクマルガラスでは同じカラスでもこんなに違う。

watari_kokumaru.jpg

あとボツになったのは白黒コクマルガラスの体羽。まぁ面白みに欠けるという話と紙面のスペースの関係でボツになった(苦笑)。

kokumaru_web.jpg
左上が胸部、右上が後頭部、左下から腹部、下尾筒、背部

カラス属は海外どこにいっても拾えるから、やはり身近でそれでいて奥が深い。また海外行けるのはいつのことか。。。


posted by かんたろう at 09:06| Comment(0) | 羽根(スズメ目) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年12月05日

オンライントーク チャット編

11月27日に行われたオンライントークで、皆さんからたくさんのチャットメッセージをいただきました!トータル320越え(驚)。リアルタイムで見られなかったので、皆さんのご質問にもお答えできなかったものがたくさんありました。申し訳ありません。次回は工夫してもらうようにします!

それでは、その際にお答えできなかったものなど、この場でお答えしておきたいと思います!チャット全部を載せられませんがご了承ください!

01:20:16 Sano Kazuyo: 楽しみにしていました! 7 歳羽根オタクの息子と拝見しています。
→今回、私が話している裏側で、7歳と11歳の子で盛り上がったみたいですね(喜)。

01:22:37 hal-co: ゴイサギの成鳥,見たい。
→書籍で入るかどうかわかりませんが、駄目でもブログで紹介できるようにしますね!

01:29:23 石亀 明: 飲み会の「〆( シメ)」のご飯は「旨い」「鳥」雑炊がお勧め「鴲( シメ)」
→上手いな(笑)

01:31:24 Sano Kazuyo: 7歳息子より オナガ
→クイズの答えの最初の打ち込みが7歳の子どもからというのがすごい(驚)。でも簡単すぎたのか皆さん即答でしたね(苦笑)

01:32:18 菱沼一充: 関西のひとは拾えない。
→そうなんですよね。ただ、先日京都の人と話していたら、オナガを見ると言っていました。分布が京都にも広がっているようですね。

01:23:06 石亀 明: 増刷でほしい羽根は、アカガシラサギ( 幼鳥) の初列風切!
→アカガシラサギの成鳥はあるのですが、幼鳥が手元にないので探してみます!

01:24:00 石亀 明: 増補改訂版希望! 2 倍くらいの太さになると良いなぁ!
→賛成!(笑)載せたいものいっぱいあります。vol.2として出したいですね(笑)

01:27:21 今泉 ゆうじ@ SKG 羽のバックヤード: タカが何処でさばくのか?という考え方はとても勉強
になります!
→落ちていた2-3枚の体羽から食痕を想定し、どこに持って行ったかを推理して実際に見つけたときは快感です!!(喜)

01:39:13 tarochan: カンムリワシの幼鳥持ってます
→いいですね!うらやましい!

01:39:52 Miyako: あと、良い保管方法も知りたいです!
→オンライントークでも話しましたが、どうやって保管するかはその人がどういう使い方をしたいかで変わってきます。ただ、ホコリは湿気を吸って羽根を痛めるので、ホコリや空気が触れない工夫が必要だと思います。

01:39:56 matsunaga satomi: ルリカケスの尾羽だけですが持ってます!
→いいですね!ください!(笑)

01:40:12 菱沼一充: 温水の方が良いですか?
→水でも問題ありませんが、汚れの落ちやすさという点では温水がいいですね。

01:41:58 hal-co: 羽枝がクロスしたときには,一度ばらしてから,再度くっつけています。これがうまくできると快感です。
→針などで刺してクロス部分をほどくのも快感ですよ(笑)。クロス部分の有無は羽根の表より裏を見るとよくわかります。

01:42:48 hal-co: スチーム式加湿器の蒸気も使えそう?
→加湿器は無理だと思います。衣類のしわをとるスチームアイロンなどでもなかなか上手くいきません。スチーム+熱が必要です。

01:34:43 Miyako: いつも洗うとぼさぼさになってしまいます。歯ブラシでとかすのですが・・・
→やかんの蒸気にあてるのでいいですが、乾かした後に羽枝をきれいにひっつけ、湿ったティッシュで挟んで軽く押してあげてもきれいになります。

01:36:41 茜 宇於崎: 羽根を乾かしたりクリーニング時に筆使って撫でるといいときいたことがあります。
→乾かしているときに使ったことはないですが、試してみます!

01:49:33 石亀 明: 雌雄差興味深いですね。標本で調べられるかもしれませんね。
→これはイカルの話ですよね。明らかに2タイプあるので違いを追求したいですね!

01:45:33 Sasaki: 素人からの質問でごめんなさい、どういうときにこんなにたくさん羽が落ちているんですか?
→羽根がたくさん落ちているときは、多くはタカなどの猛禽類や猫などの哺乳類に襲われたときですね。そのほか、ねぐらの下やカモがいる池などの水辺でもたくさん落ちていることがあります。

01:45:36 tarochan: ぼくも11 歳です
→参加ありがとうございます!すごい詳しいですね!

01:46:37 フィービー: 将来有望な小学生がいっぱいいますね(^^)
→本当ですね(喜)

01:47:24 hal-co: 最初は尾羽と風切羽の区別ができなくて,藤井さんの本で勉強してわかるようになりました。
→ありがとうございます!

01:58:38 茜 宇於崎: 光沢弁の英語の正式名?もう一度聞きたいです。テグメン?
→Tegmenですね。

01:58:39 今泉 ゆうじ@ SKG 羽のバックヤード: 光沢弁!使います!
→宜しくお願いします(喜)

01:58:51 石亀 明: 補強構造として説明していましたが、テグメンとは!?
→風切羽と風切羽が重なってできる隙間を埋める役目が一つあると思います。これにより翼の強度も上がりますね。

02:00:06 hal-co: 光沢弁がるのかどうか,わかりにくい羽根を拾うことがあります。悩んじゃいます。
→なかなか判断が難しいものもありますね。初列風切全部にある種とない種もありますし。

02:00:17 今泉 ゆうじ@ SKG 羽のバックヤード: キジの尾羽に光沢弁があるのは知りませんでした。
→センターテールにはないですが、短い方には出ているものがあります!確認してみて下さい。

01:56:42 茜 宇於崎: 後羽の有無は、何が要因なんでしょうか?
→後羽の真意は定かではないですが、後羽がないカモ類などは体羽と体羽の間にある綿羽が発達しているように思えます。どんな種にもあるサポート的な羽根が、正羽に引っ付いて存在しているか離れて存在しているかという違いも多少なりともあるような気がしています。

02:06:19 hiroshi mano: 実体顕微鏡はあるのですが、、、。
→実体顕微鏡だと特徴が分かりずらいんですよね。拡大率も低くなってしまいますし。下から光を投射する一般的な生物顕微鏡がいいです。

02:07:58 tarochan: 幼鳥と成長の見分け方教えてください
→グループや種によって幼鳥と成鳥の羽根の違いが異なるので一概には言えないですが、例えばスズメ目の中のヒタキやツグミ、ホオジロ、カラスの仲間など、尾羽の先端が成鳥羽よりも幼羽のほうが尖る傾向にあります。あとは色が成鳥羽より幼羽のほうが薄い、模様が小さく縁がぼやけているなどという違いもあります。オナガは尾羽の先端の白斑に違いがあったりしますね。

02:08:07 kurokawa: たまに顕微鏡で見ていますが、プレパラートからはみ出てしまったりで以外と観察に苦労してます。
→プレパラート使うときはそうですね。私ははみ出てもあまり気にしていないのですが(苦笑)

02:08:22 祐子 齊川: デジタル出版してください.
→文一さんから検討したいという話はありました。期待しましょう!

02:09:07 Mizue Inumaru: 種類ではないですが、法規について可能であれば載せてほしいです!
→コラムのような形で入れられるといいかもしれないですね。

02:06:08 Mizue Inumaru: 試してみましたがなかなかきれいに見れませんでした。コツありますでしょうか?
→羽枝を切り離してプレパラート標本にしてみるのが一番きれいに見えます。羽枝を袋に入れた状態でもいいです。羽根をそのままの状態で見ると、どうしても光が行き届かない場合があったり、羽軸が邪魔して対物レンズが下がりきらなかったりと苦労しますが、慣れるとそれでも大丈夫です。あとはけっこうホコリなどがついているので、洗って乾かしてから見るのがお勧めです!最低でもブロアーでホコリを飛ばすとかするといいですね。

02:14:43 hal-co: オオタカ,すごい。ハシボソガラスがメインなのですね。
→ハシブトガラスがメインのねぐらでも、拾える食痕は圧倒的にハシボソが多いので、捕りやすい大きさのカラスを狙って捕っていると思います。

02:14:52 yuko Sato: 下雨覆を載せてほしいです。
→マニアックでいいですね(喜)。今後どれくらい盛り込めるか分かりませんが、検討材料にさせていただきます。

02:14:56 今泉 ゆうじ@ SKG 羽のバックヤード: オオタカがカラスに追われてる所を良く見ますが、食べる事もあるんですね
→オオタカに限らず猛禽類は捕食するというスイッチが入っていないと、カラスだけでなく小鳥にもモビングされて追いかけられています。悪いことしてないのに何で怒ってるんだ??という感じかもしれません(笑)。モビングはスズメ目には皆備わっている行動かもしれませんね。

02:15:29 Sano Kazuyo: 先生がお気に入りの羽根はなんですか? 7 歳息子
→羽根は全部好きですが、やっぱりタカやフクロウの仲間の羽根は大好きです。その中でも一番のお気に入りはと聞かれれば、やっぱりクマタカかシマフクロウかなぁ。。。海外だとコトドリの尾羽やセイランの風切羽や尾羽、コクジャクの羽根やフウチョウ類の羽根なども好きです!

02:17:20 今泉 ゆうじ@ SKG 羽のバックヤード: 背景の羽を一通り解説して貰えると嬉しいです
ブログにアップしたので確認してみて下さい!

02:19:08 Ichihara: シロハラやマミチャジナイなどの初列風切内弁基部に白色部がはっきり入る個体と、不明瞭な個体がいることに最近気づいたのですが、何による違いかご存知でしたらご教示いただきたいです。
→私は個体差かなと思っていました。今のところ雌雄や年齢による違いかどうか特定できていません。今後も気にしてみてみます。

02:19:40 hal-co: アカハラ,シロハラ,マミチャジナイなど,似ている鳥での違いを知りたい(重版で)。
→かなりマニアックなところですね(笑)しかし、私が求めている分野なので、頑張ってみます!

02:09:14 今泉 ゆうじ@ SKG 羽のバックヤード: 羽の雌雄と成鳥、幼鳥の違いがわかる図鑑をだして欲しいです
02:09:21 今泉 ゆうじ@ SKG 羽のバックヤード: 特にスズメ目。
→バンディングに関わる書籍だと色々載っていますね。羽根全体が載っているわけではないですが、特徴がクローズアップされているので参考になります。羽根識別マニュアルでもどれくらい盛り込むかは課題の一つですね!

02:10:22 Ryota Shinya: 重版時に載せていただきたい種類はシギチ全般です。世界各種の羽図鑑やサイトを見ても基本種ですら未掲載が多いです。例えばソリハシシギなどを掲載している書籍はありません。
→苦手な分野ではありますが、必要ですよね。シギチドリだけで1冊できますね!文一さんからページ数は増やせないと言われたので、隙間にどれくらい入れられるかですが、重版時には文一さんに相談してみます。ソリハシシギは手元にないですが、今載せていないものでは、コシギ、キアシシギ、キョウジョシギ、オバシギ、トウネン、ウズラシギ、ハマシギ、サルハマシギ、メダイチドリ、オオチドリなどはあります。

02:10:23 tarochan: ノグチゲラ
→載せたいですね!!!

02:10:27 茜 宇於崎: フクロウ系充実させてもらいたいです〜
→私も好きな羽根なので、より充実できるよう検討します!

02:11:02 Miyako: サシバの初列、次列、三列風切羽をのせてほしいです
→サシバは初列風切と次列風切が少しだけ載せてありますが、もっと枚数を増やしたいですね。三列風切は検討します。サシバに限らず猛禽類はたくさん載せたいのですが、ページ数が増えると言われている改訂増補版で充実できればと思います。

02:11:08 Ichihara: 増版で載せていただきたいのは、ノゴマ(特にオオノゴマの尾羽を見てみたいです)、ニュウナイスズメの風切(分かればスズメとの違いも)などでしょうか。
→ノゴマ、オオノゴマはできますね。スペースが問題ですが。隙間が作れるか検討してみたいと思います。ニュウナイスズメは載せてある体羽以外に手持ちがないので、これも手に入ったら検討してみたいと思います。

02:11:15 宇都 幸那: 先生の羽探しの一日のスケジュール!笑
→いったん探すと決めたら、一日中道なき谷の中もひたすら歩き回ります(笑)

02:11:27 Mizue Inumaru: 海鳥類はやはり厳しいですか…?w
→拾う機会はたくさんあるのですが、苦手意識が強すぎて(苦笑)。入れるにしても詳しい人に聞きながら勉強し直さないといけませんね(苦笑)。

02:12:37 hal-co: 重版ではシギチの羽根を掲載して欲しい。
→検討します!

02:12:40 茜 宇於崎: 油がとれてしまう方がいいんですかね?油分が落ちすぎると、形状がぼさぼさになりがちな気がします。
→油はない方がいいと思います。カビなどの原因にもなります。油が無くなったことでぼさぼさにはならないと思いますが、小羽枝が長いものなどは絡まってほぐれにくくなったりしますね。これは洗う時に水の中でできるだけほぐしておいてやることで解決できますが、もしそのほかの理由でぼさぼさになるということであれば、直ぐには回答が思いつきません。

02:13:01 Miyako: ジップがついた袋に入れたあとの保管はどうされていますか?箱でしょうか?
→ファイルに入れてあるものもありますが、多くはフロアケースにグループごとに分けて入れています。ただ、既にいっぱいいっぱいで引き出しが閉まらなくなっているので、次の手を考え中です。

02:13:42 tarochan: ハイイロミズナギドリ・ハシボソミズナギドリの違いを載せてください。
→マニアックなところを攻めてきましたね(苦笑)。死体は時期になると海辺でよく見かけるのですが、ちょっと前までこの2種を識別していなかったので、次シーズンの宿題とさせてください(苦笑)。

02:22:30 SHO: 羽を探しに行きます!
→ぜひ!

02:22:51 今泉 ゆうじ@ SKG 羽のバックヤード: ネットワーク希望です!
→作りたいですね!こうやって羽根好きの人たちとマニアックな話でいつも盛り上がっていたいです!私も教えてもらいたいことがたくさんあります。一人では分からないことを、皆で情報交換しながら向上させていきたいですね!


皆さんから楽しかったと言ってもらえてうれしかったです!2回目希望もたくさんいただいたので、文一さんにはぜひ検討してもらいましょう!

また、分からないことがありましたら、ぜひご連絡下さい!オンライントークに参加いただきありがとうございました!
posted by かんたろう at 17:15| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年11月27日

オンライントークやりました!

今日は待ちに待ったオンライントーク!定員90名で満員御礼!!いやぁ楽しかった。

online event.jpg
トーク現場。こんな感じでやってました(笑)

17時に文一総合出版に集合のはずが、大渋滞に巻き込まれて到着したのが17時45分ぐらい。。。それから準備をして。。。あっという間に時間は過ぎ。。。

ギリギリになって持ってきた羽根を壁に貼ってみようと思い、15分前ぐらいに貼り付け。何とか本番スタート!

本番はパワーポイントのスライドショーの設定が、自動に進める設定になっていたので、勝手に進んでしまい慌ててしまった(汗)。見ていた人には本当に申し訳なかったです。

でもチャットも盛り上がり、皆さん喜んでもらえたようなので本当に良かった!7歳や11歳の子どもも参加してくれていたのはうれしかった(喜)。さらにはクイズに簡単に答えていたのも驚きだった。次回はもっと難しくしないとね(笑)。

今回オンライントークの話をもらったとき、やっぱりたくさんの人と会話したいと思った。皆が参加して一緒に盛り上げられるイベントにしたかったので、今回たくさんの人がチャットに書き込みしくれて、本当にうれしかったです。重版になったらまたオンライントークやるそうなので、そのときはさらに楽しく盛り上げたいと思います。

今日チャットしてくれたけど対応できなかった人は申し訳なかったです。ぜひここのコメント欄に書き込んでください!

皆さんまたオンライントークで会いましょう!


後ろの羽根の名前です。
hane.jpg

左からペリカンsp ケアシノスリ、ミサゴ、トビ、ヤマドリ、イヌワシ、シマフクロウ、クマタカ、ハチクマ、オジロワシで、その下がコアホウドリにフクロウ、そして一番右がキジでした。
posted by かんたろう at 23:02| Comment(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする